Challenge YAHAGI Project

プロジェクト #1
鈴鹿8耐レース
マシン用タンク製作
ストーリー

その3

4月、期待と不安の初走行テスト!
数々のドラマが繰り広げられる

4月10日、岡山の国際サーキットにて、Taira Promote Racingさんが8耐マシンの走行テストを実施。昨日鈴鹿でレースをしたばかりなのに、頭が下がる思いだ。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1645357301413584896

実戦走行で、軽微な修正箇所が判明し、早速修正作業に取りかかる。
次の走行テストは14日と日にちが迫っているが、この対応力こそ矢作の力。
その甲斐あってか、13日には無事納品し、当日に備える。
完璧に仕上げたという思いはあるが、毎回実戦走行は緊張する。前日は眠れない。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1645933653812445184


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1646796043013746690


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1646439923787104256

さて当日。
私たちの思いが伝わったのか、不具合が発生することなく、テスト終了!

ライダーさんからの反応はすこぶる良好。
「耐久タンクで容量が増えているのに、違和感が全くありません」
「ニーグリップがしやすい」
「伏せた時に、ひじが外に出ないですね」など、嬉しいお声をいただく。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1647035125438504960

このタンクは、太ももが当たる部分を大きく削って細身にしているが、容量はそのまま。
また、ひじが収まる部分を削っているので、こういうお声がいただけたと思う。
ほんの少しのことで使いやすさは変わる。この矢作の力が多くの方に伝わって欲しい。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1647037109356892160

大成功の予感しかしなかった私たちだったが、大問題が発覚!!
次回、4月22日の「全日本ロードレース選手権Rd.2in鈴鹿2&4レース」のエントリーは2台、ガソリンタンクも2個要ることが発覚。
現在はガソリンタンクが1個のみ。つまり、もう1つ必要だと判明したのだ。

何度も言うように、初めてのことには失敗がつきもので、失敗があるからこそ成長できる。
全ての技術を結集して納品に間に合う、いや、間に合わせた。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1648869127535349760

そして4/22。
鈴鹿にて「全日本ロードレース選手権Rd.2 in鈴鹿2&4レース」が開催される。

この時点で2023年の鈴鹿8耐の出場権を持たないTaira Promote Racingは、このレースで10位以内になることが出場権獲得の絶対条件。
矢作産業として、できる限りのことはやった。あとはTaira Promote Racingに任せるしかない。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1649560755224875008


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1649596667958796288

2台エントリーしたTaira Promote Racingだが、予選通過できたのは1台。
午後からの決勝に賭けるしかない。

勝負の午後、予選を通過した1台が鬼神の如き走りを見せる。

しかしあと一歩…あとほんの一歩のところで、10位以内に届かず。
今回の出場権獲得はならなかった。

でも「可能性は0じゃない」と、Taira Promote Racingの監督兼レーサーの鈴木選手。
きっと神様は見捨てない。そんな信念を持ち、私たちは再度タンクに立ち向かう。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1651368563243102208

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