Challenge YAHAGI Project

プロジェクト #1
鈴鹿8耐レース
マシン用タンク製作
ストーリー

その2

2023年、新年とともに試作スタート
試行錯誤・トライ&エラーの連続

年明けとともに、私たちの挑戦は始まった。
ガソリンタンクの製作は、矢作産業の最も得意な「開発」「設計」を体現するものだが、やはり「0を1にする」ということは、毎回難しいと感じる。
ただ、それだけに、出来たときの喜びは大きい。

2月21日、株式会社三陽さんもPRをお願いしている、株式会社イノセンスさんが、Twitterで「『こういうもの作れますか?』と言われた時、頼りにしているのが矢作産業さん」とツイートしてくれた。
SNS発信がとても上手いイノセンスさんを見習い、私たちもTwitterデビュー!

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一方、肝心のガソリンタンクの製作は難航を極めた。
矢作が誇るベテラン職人たちにとって、特に溶接は矢作の根幹となる技術だけに自信はあった。
だからこそ、簡単に出来ると思った。出来るはずだった。

恐らく、素材が鉄なら問題なかっただろう。
しかし今回はアルミ、しかも極薄板。勝手が違う。
鉄で上手に出来たことが出来ない。
何故だ……理由すらわからない。
数え切れないほどの失敗を経験し、ものづくりの厳しさを改めて知ることになる。

https://twitter.com/VB10007/status/1641713610379657218
↑こちらは動画

この3ヶ月、数え切れない失敗を重ねてきたが、積み重ねた改善力も矢作産業の特長のひとつ。
何より、ものづくりで「出来ません」とは言いたくない。

そして、1月から作り始めた、ガソリンタンクの1号機が、4/8・9の鈴鹿サーキットでのロードレースの前日にようやく完成。
レース前日のピットにお届けする。
ここまで来たら、ここからは矢作産業のものづくりの意地の見せ所だ。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1644301399424110593

4月8日・9日の鈴鹿サーキットのロードレースでは、Taira Promote Racingさんのご厚意で、ピットやグリッドに入れていただき、舞い上がる私たち!
ガソリンタンクのフィッティングもでき、鈴木監督や、まゆきメカ様ともお話しでき、興奮が止まらない1日だった。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1644998121410396160


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1646654635015553024

しかし、フィッティングをしてみて初めてわかる問題点もあり、試行錯誤の日々は続いた。

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