Challenge YAHAGI Project

プロジェクト #1
鈴鹿8耐レース
マシン用タンク製作
ストーリー

その5

最後の合同テスト、壮行会
そして本番へ……

製作したガソリンタンクを、TPFS(Taira Promote Field Service)様に納品。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1675651597752467456

7/5・6には、鈴鹿8耐の最終合同テストが行われた。

初日、最初に鈴木選手。
https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1676414806776225792(動画)

続いて柴田選手
https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1676415059629842432(動画)

テスト初日は、ナイトセッション(夜間走行)があると楽しみにしていたが、雨が降り出し走行中止。
本番が近い中、余分なリスクはかけられない。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1676536080722710534

Taira Promote Racingは、給油のテストで本番仕様のガソリンタンクを使用。
狙い通りの結果が出てひと安心のようだ。

翌日7/6は、前日の雨も上がり良い天気。
…というより暑い。暑いを超えて猛暑の雰囲気すらする。
ガソリンタンクの製作で鈴鹿に通い始めて、おそらく一番の暑さだ。
気温は35℃を超え、路面温度は50℃を超えている。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1676791430222852096

「暑いですね~。たぶん本番もこんな感じですね」と、チーム員はタフだ。

こんな暑さの中で「鈴鹿8耐」は行われるのか。
いや、この暑さこそが「鈴鹿8耐」なのだ。
マシンも過酷、ライダーも過酷、チームも過酷。
そして、見に来てくださる観客の皆さんにとっても過酷だ。
思わず、本番を想像してしまう。

このような暑さの中で、ガソリンタンクをテストしたことはない。
しかも今日は60分のロングライド。
「絶対大丈夫だ」と、自分に言い聞かせる。
でも、どこかに若干の不安も…。

テストが始まる。
順調だ。順調に進んでいる。
順調に走行が重ねられる。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1676856075281391616

60分のロングライドが終わる。何も問題はない。
すぐさまガソリンタンクのチェック。問題はない。
ライダーに聞くと「バッチリです! ありがとうございます!」と嬉しい声。
よし、完璧だ。

開発・製作の終了を迎えることができた。これで一安心。

テストのあと、株式会社TPFSの平社長、そして株式会社三陽の磯貝社長と話す中で、また新しいアイデアが浮かぶ。

やっぱりものづくりに終わりはない。
この経験は、新規のプロジェクトにも繋げられるだろう。
さあ、もうひとがんばりしよう。

 

7/10には、矢作の藤岡工場で、役員・社員・関係者様・協力会社様、総勢100名を超えるゲストを迎え、主役ともいえるTaira Promote Racingの皆さんとともに、鈴鹿8耐の壮行会も開催できた。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1678544047680655360

壮行会の中で、参加者の皆さんに、今回のガソリンタンク製作の意義を伝えることができた。

これは、矢作産業の新しいチャレンジの第一歩に過ぎないが、この一歩が大きい。
とてつもなく大きいのだ。

「鈴鹿8耐」への本番へ向けて、ますます期待が高まっていく。

~6に続く~

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