Challenge YAHAGI Project

プロジェクト #1
鈴鹿8耐レース
マシン用タンク製作
ストーリー

その7

ついに、鈴鹿8耐の本選へ。
半年の苦労は実るのか?

8/2、ついに鈴鹿8耐ウィークがやってきた。
誰もいない鈴鹿サーキット。
嵐の前の静けさのようにも思える。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1686534085127086081

しかし、朝からすでに暑い。
猛暑を超え、酷暑に近い。
気温は35℃を超え、路面温度は65℃超えという話も。

走行が始まった。
転倒続出……。
この路面温度では、タイヤが想像以上にグリップしないとのこと。
その中でも、Taira Promote Racingのライダー3人は、慎重に走行し周回を重ねる。
少しのトラブルはあったようだが、ガソリンタンクのトラブルではなく、夕方まで走行して無事に1日の走行を終えた。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1686659095330467840

 

8/4、予選1日目。
矢作の技術もPR。

8/4は予選1日目。
前日の8/3に無事車検を終えたマシンとともに迎え、ピットの中にも朝から緊張が漂う。

https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1687244786225262592(動画)

ピットの中には、想像以上のタイヤや部品、装備品がある。しかしきれいに整理されている。
パーテーションには「YAHAGI」のロゴマークを入れていただいた。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1686889142238806021

今回、ご協力させていただいたTaira Promote Racingさんのメンバーは、なんと平均年齢25歳という若さ!
皆さん仲がよく、レースを楽しんでいる様子が伝わってくる。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1686962911850418177


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1687243134105718785

余談ではあるが、株式会社三陽さんのHDP(Heat Dominator Paint)は、Taira Promote Racingさんのマシンにも取り入れられ、エキマニには断熱型、ラジエーター等には放熱型が採用されている。
矢作産業の新規開発品にも、今後、三陽さんのHDPを積極的に取り入れていく予定だ。


https://twitter.com/sanyo0528817857/status/1686890796040290307

ピット裏では展示もさせてもらい、矢作産業の試作品を多くの方々に見てもらえた。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1687313800159186944

チームに促されてピットウォーク(走行前のピットを開放するファンサービス)の際にも展示させていただき、観客の方々にも製作した予備のガソリンタンクや、矢作産業の金属加工技術を見てもらうことができた。
また、プロジェクト#2につながる断熱板も展示。多くの方に紹介させていただけた。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1687324589649756160

さて、午後からは予選。
柴田選手は2分9秒台、三上選手は自己ベスト更新と良い結果に終わる。
もちろんガソリンタンクにも問題は発生せず、無事、予選の第1日目を終えられた。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1687385959980306433

夜はナイトセッションを見守る。
初めて見る景色だ…。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1687409227965599744

この暗さにこのスピード。正直いって、正気の沙汰とは思えない。
ライダーの皆さんを心から尊敬する。

https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1687408590003593216(動画)

 

8/5、予選2日目。
イベントのお祭り気分も味わう。

予選2日目の今日は、黒野社長も鈴鹿サーキットに。
当然、明日の決勝も朝から観戦予定だ。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1687667660073684992

今日の予定は比較的少なく、ピットウォークが2回と、2回目の予選がメイン。
手の空いたところで、会場のイベントをまわってみた。
改めて、国内最高峰のロードレースイベントであることを認識する。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1687725086198087680


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1687751854300741634

陽が落ち、前夜祭は美しい花火とともに。

https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1687785773582761984(動画)

SUZUKA CIRCUITの文字に見送られて、帰路につく。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1687787360552128515

いよいよ、明日が決勝。

 

8/6、決勝。
全ての思いを乗せて。

鈴鹿8時間耐久ロードレースは、ついに決勝の日を迎えた。
いや、ようやく迎えることが「できた」。

思えば12月の検討から始まり、

SNSを始め、

ガソリンタンクの製作では、いろいろなことがあり…

レースで実践して、

川原課長が中国に初めて出張し、(関係ない 笑)

修正を繰り返し、

やっとここまできた。

あとはマシン・ライダー・ガソリンタンクが、8時間後に無事に戻ることを祈るのみ。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1687998495716954112

スタート直前のスターティンググリッドにも、入れてもらえた。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1688011753337331714

祈る気持ちでスタートを見守る。

https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1688020664496902144(動画)

歓声からの静寂。
そして、国内でも採用されるのが少ないという「ル・マン方式」で幕は切って落とされた。

ひたすらライダーとマシンの無事を祈り、刻々と時間が過ぎていく。
8時間と聞くと長く感じていたが、今、思い返すとあっという間の時間だった。

 

感動のゴール…
全て無事。それを祈る。

気が付くと、2時間49分が経過していた。
マシンもライダーも、もちろんガソリンタンクも順調に周回を重ねる。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1688063487015370752

ゴールが近づき、ペンライトの華の中を流星のように走るバイク。
あと30分。

https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1688133711588622337(動画)

8時間が経過。ゴールだ。
ピットに続々マシンが戻ってくる。

Taira Promote Racing、見事に完走!
総合26位!
クラスは6位!
想像していた以上の結果だ!

なにより、マシン・ライダー、そしてガソリンタンクが無事に帰ってきてくれたことが、なにより嬉しい!

社長も社員も「やった!」と言うよりは「良かった」というのが正直な感想だ。


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1688142833969139712


https://twitter.com/TairaPromote_R/status/1688163911521140736


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1688329465380892673

こうして、無事に、YAHAGI産業株式会社の新しいチャレンジ「Challenge YAHAGI」のスタートを切ることができた。
ただ、私たちのChallengeは、始まったばかり。
さらに、これからもずっと続いていく。

鈴鹿からの帰り道、我々のChallenge成功を祝ってくれるように、花火が!


https://twitter.com/YAHAGISANGYO/status/1688352486825000960

challenge YAHAGI vol.1、ここに完結。
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